能登地震被災地へ消防3隊派遣 伊勢市長新春会見 三重

【新春記者会見に臨む鈴木市長=伊勢市役所で】

【伊勢】三重県伊勢市の鈴木健一市長は9日、新春記者会見に臨み、令和6年能登半島地震の被災地支援のため、市消防本部の消火小隊、救助小隊、後方支援小隊の3隊計11人と救助工作車など4台を10―12日まで石川県輪島市に派遣すると発表した。

消防庁の要請に基づき、県内の消防本部の職員で編成した緊急消防援助隊県大隊(51隊計175人)の一員として救助活動などに当たる。派遣を受け、14日に予定されていた市消防出初め式は中止となる。

市は2―7日に上下水道部の職員2人と2トン給水車1台を派遣し、宝達志水町や輪島市、七尾市で応急給水活動を行った。3―10日には、危機管理部と産業観光部の職員2人を災害対策本部運営支援のために輪島市に派遣。市立伊勢総合病院の災害派遣医療チーム「DMAT」の医師と看護師ら5人は4―7日まで、七尾市の公立能登総合病院で医療活動を実施した。

鈴木市長は「今もたくさんの方々が避難所でしんどい暮らしをしている。お見舞い申し上げるとともに、我々もできる限りの支援を続けていきたい。各施設で義援金の募集も行っているので皆さんのご支援をお願いしたい」と呼びかけた。