救急最多の1万1632件 鈴鹿市消防、昨年の出動状況 三重

【鈴鹿】三重県の鈴鹿市消防本部はこのほど、令和5年1―12月の火災・救急出動状況速報を発表。救急出動件数は1万1632件で、前年比887件(8・2%)増加し、2年連続最多を更新した。

救急出動件数の事故種別ごとの内訳は、急病が7915件で前年比624人増加し、全体の68%を占める。

実際に搬送された人数は1万755人で、前年比891人増加した。搬送人員が1万人を超えたのは初めて。傷病程度では軽傷者が前年比522人増加し、全体の57・8%を占める。

一方、火災出動件数は46件で、前年比26件減少。火災種別の内訳は建物火災が22件で全体の47・8%を占めた。そのほか、車両火災が4件(8・7%)、林野火災が1件(2・2%)。そのうち、主な出火原因の上位はたき火7件、放火・放火の疑い2件、たばこ2件。

火災による死者は発生しなかったため、前年比2人減少したが、負傷者数は4人で前年同数となった。

担当の中央消防署の仲見正吉副署長は、救急出動件数が2年連続最多を更新したことに「コロナやインフルエンザのほか、そのほかの感染症の流行が大きな要因の一つと考えている。コロナの5類移行による行動変化で、市外から来た人の搬送も増加している。救急車の適正利用についてはSNS(交流サイト)で呼びかけたい」と話した。