2軍盗塁王「うれしい」 DeNA・村川選手が四日市大訪問 三重

【四日市大野球部の黒田司監督にユニホームを贈ったDeNA・村川凪選手(左)=2023年12月22日、四日市市内で】

2023年のプロ野球年間表彰「NPB AWARDS 2023」で、ファーム(2軍)の「イースタン・リーグ」盗塁王を獲得した横浜DeNAベイスターズの村川凪選手(25)=広島県出身=がこのほど、出身校の四日市大を訪ねた。22年の入団後、1軍での出場機会は訪れていないが、2年目の初タイトルを「シンプルにうれしい」と話した。

50メートル5秒5の俊足外野手。四日市大硬式野球部時代は東海地区大学野球連盟の三重県リーグで盗塁王を3度受賞したほか、主将も務めた。21年3月の卒業後、独立リーグの徳島インディゴソックスを経て同年秋実施の育成ドラフト1位でDeNAへ。四日市大出身者として初のNPB選手になった。

23年のイースタン・リーグで記録した盗塁数は22年の13盗塁から倍増の29盗塁で最多盗塁者賞を初受賞。打率も前年の2割8厘から2割8分0厘に上昇した。嶋村一輝2軍打撃コーチの助言で軸足の使い方を変えたことが打率の向上につながっていると話し、「24年の目標は支配下登録。そこだけ目指して行く」と意気込んだ。