6年ぶり獅子舞 亀山、布気神社で祈祷の本舞

【6年ぶり野尻自治会の獅子舞=亀山市布気町の布気神社で】

【亀山】亀山市布気町野尻自治会(仲野生作会長)の獅子舞「祈祷の本舞」が一日、同町布気神社境内で催された。今年は3年に1度の「獅子の舞い年」に当たる。令和3年の舞い年は、コロナの影響で中止となり6年ぶりとなった。

獅子舞は、昭和6年から始まり、同31年に市が無形民俗文化財に指定した。当時は、元日から約2週間かけて市内を巡舞いしていたが、近年は1―3日の3日間、地元の野尻と近隣の道野や太岡寺、小野や山下のほか、木下町で舞いを披露している。

この日は、神役として大人がお頭、後舞、笛と太鼓を、小学生男児が口取(天狗)を務め、五穀豊穣(ごこくほうじょう)や無病息災を願う「四方舞」と「乱舞」、「花の舞」を披露した。

仲野会長(70)は「3年前は、コロナの影響で断念したが、獅子舞をすることができて、最高にうれしい」とし、「元日から多くの人が境内に訪れ、皆さん新年のあいさつを交わしながら、楽しんでもらえた」と話した。