世界体操、アジア大会でメダル 祝勝会で三重県ゆかりの3選手「来年はパリ五輪」

【三重県体操協会主催の祝勝会であいさつする相好体操クラブゆかりの杉本海誉斗選手(中央)ら=四日市市西新地のプラトンホテル四日市で】

三重県体操協会(小川清孝会長)は29日、四日市市内で、「第52回世界体操競技選手権大会」(ベルギー・アントワープ)、「第19回アジア競技大会」(中国・杭州)でメダリストになった県ゆかりの3選手の祝賀会を開き、3選手は来年のパリオリンピック日本代表入りに向けた意気込みを語った。

世界体操の男子団体総合優勝メンバーで男子種目別平行棒銅メダルの杉本海誉斗(23)と、アジア大会で男子団体総合、男子種目別あん馬で銀メダルの鹿屋体育大=鹿児島県=3年、津村涼太(21)、女子種目別平均台金メダリストで女子個人総合、女子団体銀メダルの暁高3年、岡村真(18)の3選手。

千葉県出身の杉本選手は日本体育大を卒業後三重県が拠点の相好体操クラブの社会人競技部(安里圭亮監督)に所属。松阪市出身の津村選手、津市出身の岡村選手は小学時代、相好体操クラブで競技に本格的に取り組み始め、岡村選手は現在も同クラブの四日市教室で練習を積んでいる。

けがをした選手に代わり補欠から繰り上がり代表入りした世界体操で活躍した杉本選手は「来年はオリンピックで金メダルをとって良い報告ができるよう精いっぱい練習します」と宣言。伊藤清美理事長は「相好クラブという日本一の体操クラブが生まれてこういう成果を挙げられた。来年オリンピック選手が誕生しまたこういう会が開けることを心待ちにしている」と期待を寄せた。