和紙と光沢紙で写真一変 岩田さんが桑名で作品展 三重

【作品を紹介する岩田さん(左)=桑名市大仲新田の川スミメガネ本店で】

【桑名】三重県桑名市千代田町の岩田一さん(72)の写真展が29日、同市大仲新田の川スミメガネ本店ギャラリーで始まった。来年1月11日まで。同月1日は休み。

「プリント用紙で写真が一変する」をテーマに、和紙に印刷した作品と、通常の光沢プリントよりさらに輝きがあるクリスタルプリントで仕上げた写真を一緒に展示した。

水面に浮かんで流れていくサクラの花びらを捉えた一枚や、大漁旗を掲げた漁船が並ぶ同市の赤須賀漁港の正月の風景など、新旧の作品の中から選んだ22点を並べている。

和紙は伊勢和紙、美濃和紙、阿波紙を使用した。和紙特有の柔らかな質感によって、写真であるのに絵画のように見える。岩田さんは「使う用紙によって写真の印象が変わる。じっくりと見比べながら、違いを楽しんでもらえたら」と話した。