結城神社ですす払い 新年に向け汚れ落とす 火事被害少なく感謝も

【拝殿のすすを払う神職=津市藤方の結城神社で】

【津】新年を前に三重県津市藤方の結城神社で27日、すす払いの神事があり、宮﨑吉史宮司(49)ら4人の神職が拝殿の汚れを落とした。

神前ですす払いの報告をした後、境内から切り出し紙垂(しで)を付けた長さ約2・5メートルのササ竹を手に拝殿正面で軒下などのほこりを払った。

同神社は今年9月に社務所の一部などが焼ける火事があったものの、発見が早く被害が少なく済んだという。

社務所の焼けた部分はきれいに修繕され、新春の縁起物が並ぶ。境内では大みそかの大かがり火の準備が着々と進んでいる。

宮﨑宮司は「結城の大神様と御崇敬の皆さまに守られていると感じた1年だった。おかげさまで無事新年を迎えることができる。皆さまにとって良い1年になるよう祈ります」。