380万円だまし取られる いなべの60代女性、架空の損害賠償名目 三重

【いなべ】三重県警いなべ署は23日、いなべ市内の60代女性看護師が架空の損害への賠償を名目に現金や電子マネーをだまし取られたと発表した。被害額は約380万円。同署が詐欺事件として捜査している。

同署によると、女性は12日午後、内閣サイバーセキュリティーセンターなどの職員をかたる男ら4人から「あなたの携帯電話からウイルスが拡散した。賠償する必要がある」などと、相次いで電話を受けた。

女性は男らの指示通り、コンビニで購入した130万円分の電子マネー利用するための番号を男に伝え、指定された口座に現金を振り込んだ。男らと電話が通じなくなったことを不審に思い、同署に相談した。