「サンタ電車」を運行 三岐鉄道北勢線、学生ら子どもに菓子配る 三重

【桑名・員弁郡・いなべ】三重県桑名市と東員町、いなべ市を結ぶ三岐鉄道北勢線で23日、クリスマス仕様に飾り付けた車内にサンタクロースが登場する「サンタ電車」が運行した。親子連れらが、サンタクロースやクリスマスツリーに扮(ふん)した大学生22人と交流し、一足早いクリスマスを楽しんだ。

子どもたちに鉄道に親しんでもらおうと、三岐鉄道と四日市大学が平成22年から始めたイベント。コロナ禍で二度の中止があったが昨年再開し、今回で12回目になる。

サンタ電車は東員駅から出発した。車内は、学生たちがモールやボール状のオーナメントなどで装飾。クリスマスの曲も流れ、サンタ姿の学生が「メリークリスマス」といって、子どもたちに菓子を手渡した。

東員町の小学1年の中村輝音(かのん)さん(7つ)は「電車の飾りがかわいくて、乗っていて楽しかった」と笑顔で話した。