尾鷲庁舎に排水ポンプ車 三重県、河川氾濫に対応

【排水ポンプ車を確認する一見知事=県庁で】

一見勝之三重県知事は22日の定例記者会見で、豪雨などで浸水した場所で水をくみ上げる排水ポンプ車を、県尾鷲庁舎(尾鷲市)に配備したと発表した。県が排水ポンプ車を配備するのは初めて。

県によると、配備した車両の排水能力は1分間で30トン。満水になった25メートルプールを10分間で空にできるという。購入費は約5千万円。昨年度と本年度の一般会計当初予算に計上していた。

県南部で河川の氾濫などが発生した場合の迅速な対応を目的として配備。住宅地の浸水やアンダーパスの冠水などで使用することを想定している。車両の運転や操作は県建設業協会に委託する。

県内では、国交省の事務所が津、桑名、伊賀、紀宝の4市町に12台を配備しているほか、伊賀市も同省から購入した1台を配備している。8月の台風7号では松阪市や伊勢市などで使われた。

県庁の駐車場で車両を確認した一見知事は「造りがしっかりとしていて頼もしい。県民に安心してもらえると思う」と説明。「もう少し増やしたい」などと述べ、増車を検討する考えも示した。