掛け軸やびょうぶ300点 箭鋒書道会が四日市で作品展 三重

【生徒の作品を紹介する谷口代表(右)=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市山城町の箭鋒書道会(谷口竹城代表)は22日、同市安島の市文化会館第一展示室で、第40回「箭鋒書展」を開いた。谷口代表と大人会員56人、幼・小・中学生会員156人の掛け軸やびょうぶ、額装、パネル作品など約300点を展示している。24日まで。

市川宏子さん(67)は、何にもとらわれることのない境地の意の「渓水山雲」を行書体でしたためた掛け軸を出品。斎木徯水さん(60)は、書家田邊碧堂の七言絶句「長城」を力強い筆致で表現した二曲びょうぶ、服部草心さん(69)は新築を祝う言葉をつづった額装などを並べている。

小・中生らは、「好き」をテーマにした「こいぬ」「温故知新」などの半紙作品などを、高校生は行書で表現した漢詩掛け軸などを出品している。

谷口代表(71)は、江戸後期の禅僧良寛の書風で表現した李白の詩など6点を出展。「40回を無事に迎えられて感慨無量。幼児から90代までの生徒たちの努力の成果を見ていただきたい」と話していた。