「電子採決」手順を確認 三重県議会、議員向け研修

【電子採決の手順を確認する議員ら=県議会議事堂で】

三重県議会は21日、自席のボタンを押して議案などへの賛否を投票する「電子採決」の研修を議員向けに実施した。来月18日に開会する令和6年定例会の本会議から導入する。

研修は本会議終了後に実施した。議員らは実際に自席のボタンを押して投票の手順を確認。議会事務局の職員は、議場のスクリーンに投票結果が表示されることなどを説明した。

議会事務局によると、これまでは起立した議員の数で賛否を諮る「起立採決」を採用していた。電子採決を導入する都道府県議会としては、長崎県に次いで2例目という。

中森博文議長は議場でのあいさつで、電子採決について「議員別の賛否が傍聴者にとって分かりやすくなる。これまで以上に県議会への関心が高まることを期待する」と話した。