伊賀白鳳と鈴鹿が都大路を疾走へ 全国高校駅伝24日号砲 三重

男子第74回、女子第35回の全国高校駅伝は24日、京都市のたけびしスタジアム京都発着で、男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロで行われ、三重からは伊賀白鳳(男子)、鈴鹿(女子)が出場する。3年連続34回目の伊賀白鳳は5位でフィニッシュした67回大会以来の入賞、2年連続2度目の鈴鹿は女子の県勢最高位(26位)の更新を目指している。伊賀白鳳は今年のインターハイ1500メートル5位の秋山稟央、鈴鹿は鹿児島国体800メートル4位の松本未空と3年生の中心選手を擁しているが、目標の達成にはチーム全体の総合力がカギを握る。

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【全国高校駅伝エントリーの伊賀白鳳の選手ら】

伊賀白鳳は、都大路で26位だった昨年のチームから戦力が大幅に変わる中、今年の県高校駅伝で5区間で区間賞を獲得する安定したレース運びで2位以下に4分以上の差をつけて連覇を果たした。

この1年間「駅伝に向けてしっかり準備してきた」(後藤剛監督)結果「下級生の突き上げが良い危機感になっている」(3年生の間野至恩主将)。7位入賞の東海高校駅伝で6区区間賞の茂手木英人ら2年生の成長が特に顕著で5人全員が全国高校駅伝の登録メンバー入りした。

このうち県高校駅伝でアンカーを務めた田中悠貴は主務も務める。中学時代県駅伝を観戦し、伊賀白鳳の選手たちの強さに加え、走った後レースに向かって丁寧にお辞儀をする姿に魅了された。憧れのチームの一員として臨む初の都大路。「走ることができたら仲間の思いも受け止め最後の1秒まで絞りきる」。

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【全国高校駅伝エントリーの鈴鹿の選手ら】

全国高校駅伝初挑戦の前回は47チーム中43位だった鈴鹿。当時2年生で中距離2種目で日本一に輝いたスピードランナー松本が5区間中最長の6キロの1区を担って区間38位と苦しいスタートを切ると、後続の選手たちもレースを立て直すことができなかった。

昨年を振り返り「初めて都大路を走り予想以上に厳しい世界と感じた」と話す田中将吾監督だが「(全国高校駅伝の後)子どもたちかから楽しいだけじゃダメという声が出たことは収穫」とも。特に現2年生の意識の変化が著しかったという。

昨年都大路で3区45位に沈んだ林里音は今年3000メートルで松本に続く9分台の自己ベストを出した。「昨年は県駅伝で優勝して満足してしまった。今年は駅伝で優勝しても通過点と思えた」と心境の変化を語り「去年(の都大路)は走るだけ。今年は自分の走りでチームに勢いをつけたい」と意気込んでいる。