部下の隊員に暴行 陸自明野駐屯地、二等陸曹を停職処分

【伊勢】陸上自衛隊明野駐屯地(三重県伊勢市)は19日、部下の隊員に暴行を加えたとして、第十飛行隊に所属する二等陸曹の30代男性を停職1カ月の懲戒処分にした。

発表によると、二等陸曹は令和2年8月ごろ、演習場内で指導していた部下の隊員に足蹴りをするなどした。部下の隊員にけがはなかった。二等陸曹は「深く反省している」と話しているという。

自衛隊でのハラスメント事案を受けて昨年9月に防衛省が全国で実施した特別防衛監察で、過去にハラスメントを受けたことがないかを調べて判明し、事実確認などの結果、この時期の処分となった。

隊長の荻原恵太二等陸佐は「今後このような事案が発生することがないように、所属隊員に対するハラスメントなどに関する教育、指導を強化し、再発防止を図る」とコメントした。