三重でコロナ4週連続で増加 在院10週間ぶり150人超え

三重県は19日、先週(11日―17日)の新型コロナウイルス感染状況を公表した。新規感染者は1医療機関あたり平均4・3人で前週の1・12倍。4週連続で増加し、10週間ぶりに4人を超えた。1日あたりの新規感染者は前週比50人増の300人と推計される。

確保病床の入院者と一般病床の入院者を合わせた在院者数は、前週同一曜日比37人増の153人。在院者数の発表を始めた10月11日以来、10週間ぶりに150人を超えた。在院者数が増加するのは4週連続。重症者は9週連続でいない。

県によると、保健所管内別の1医療機関あたり感染者は、桑名10・5人▽四日市3・1人▽鈴鹿2・89人▽津2・64人▽松阪2・63人▽伊勢4・82人▽伊賀3・5人▽尾鷲4人▽熊野2人―となっている。

県の感染症・情報プロジェクトチームは「感染者数は増加傾向に入ったと考えられる」としつつ、過去の感染状況を踏まえて「まだピークのような人数には至っていない」と説明。「年末年始を前に、感染防止対策を取ってもらいたい」としている。