河村瑞賢像がサンタ姿に 三重・南伊勢町

【サンタクロース姿になった河村瑞賢の銅像=南伊勢町東宮で】

クリスマスを前に、三重県南伊勢町東宮の河村瑞賢公園にある銅像がサンタクロース姿になり、訪れた人を楽しませている。

河村瑞賢(1618―99年)は江戸時代の豪商。東回り・西回り航路を開いたほか、大阪の治水工事などに尽力した。数々の偉業をたたえ、町はふるさと創生事業の一環として、出身地の東宮に銅像を建てた。

地元の偉人の功績を知ってもらおうと、約20年前から同町商工会青年部が銅像に赤と白の衣装を着せ、町内の子どもらを中心にお菓子を配る事業を実施。公園も色鮮やかなイルミネーションで飾り付けている。

今年は中学生以下の子どもを対象に、22日午後6時―同8時に同公園でお菓子を配布。ドライブスルー方式で行われる。銅像のサンタ姿とイルミネーションは25日ごろまで。

奥村兼一青年部長は「この事業を通じて少しでも河村瑞賢のことを知ってもらえれば」と話した。(南伊勢町)