子どもの未来を応援 第一生命財団、三重県内3園に助成

【本夛支社長(右端)、北奥常務理事(左端)と助成を受けた3施設の園長ら=津市栄町2丁目の第一生命三重支社で】

【津】第一生命を運営母体とする第一生命財団(東京都千代田区、渡邉光一郎理事長)による「第11回子どもの未来を応援する保育所等助成事業」の三重県内分贈呈式が15日、津市栄町2丁目の同社三重支社であった。全国の275施設、県内8施設の応募から選ばれた津市の高田保育園と市立河芸こども園、伊勢市のえがおあけぼの保育園に目録が贈られた。

設立3年以内の保育所・認定こども園等を対象に子どもの成長や保育の質を高める取り組みに必要な備品などの購入費用を施設規模に応じ上限30―100万円で助成する。本年度の助成総額は44施設2980万円を決定している。

贈呈式では同財団の北奥郁代常務理事が「皆さまの追求したい理念を実現する糧にしていただきたい」とあいさつ。同支社の本夛光一郎支社長は「有効に活用し将来を担うたくましい子を多く育てて」と述べ、3施設の園長らに目録を贈った。

各施設から使い道の紹介もあり、絵本や本棚、ベンチなどの助成を受ける市立河芸こども園の森田由貴園長は「地域の幼稚園と保育園が統合した園。絵本コーナーを作り子ども、保護者、職員が自然に触れ合える場所にしたい」と謝辞した。