文科大臣賞をダブル受賞 全国子供大正琴コンクールで度会町の小中学生 三重

【中村町長(後列左)にW受賞を報告した吉富さん(前列右)とクインテットソナーレのメンバーら=度会町役場で】

【度会郡】11月12日に石川県で開かれた「全国子供大正琴コンクール」のソロ部門A(12歳以下)で三重県の度会中1年の吉富心音さんと、アンサンブル部門A(同)で度会小5―6年生5人でつくる「クインテットソナーレ」が最高賞の文部科学大臣賞に輝いた。

吉富さんは小2から、県大正琴協会会長の田村美保子さんが指導する度会キッズチャレンジ教室で大正琴を始め、現在は田村さんが主宰する教室に通って練習に励んでいる。

コンクールでは小5の時に金賞、6年で文部科学大臣賞を受賞し、今年は演奏曲「ツィゴイネルワイゼン」で挑戦した。全国から17人がエントリーし、ビデオ審査の予選を経て、吉富さんを含む4人が本選に進出。実力を出し切った吉富さんが2連覇を果たした。

クインテットソナーレのメンバーは6年の吉富天音さん、大西明日菜さん、5年の坂谷桃奈さん、竹内杏さん、岡村菜々美さん。田村さんの指導の下、コンクール出場に向けて練習に取り組み、12組がエントリーしたビデオ審査の予選を通過。5組で競った本選では、「シンフォニックマンボNO5」を演奏して最高賞を獲得した。

度会町役場でこのほど、報告会があった。6人が中村忠彦町長らに受賞の喜びを語り、コンクールの演奏曲を披露した。

吉富心音さんは「今回は難しい曲だったが先生に丁寧に指導してもらい、2回目の文部科学大臣賞が取れてすごくうれしい。来年もこの賞が取れるように頑張りたい」、クインテットソナーレのメンバーは「すごく緊張したけど文部科学大臣賞を取れてうれしかった」「来年もみんなで頑張りたい」などと話した。