黄色い「交通安全傘」寄贈 JA伊勢 市内の全小学校に

【岡教育長に目録を手渡す酒徳専務理事(右)=伊勢市小俣町の市小俣総合支所で】

【伊勢】児童の登下校時の交通事故防止に役立ててもらおうと、JA伊勢(本店・三重県度会町)は14日、伊勢市の小学校全22校に、黄色い「交通安全傘」計4700本を寄贈した。

寄贈は地域貢献活動の一環。傘は直径55センチで、ドライバーの目に留まりやすい黄色。傘をさす児童が前を見やすいよう一部は透明で、反射材も付いている。各小学校に配置し、児童への貸し出し用として活用してもらう。

市小俣総合支所で贈呈式があり、JA伊勢の酒徳雅明専務理事が岡俊晴教育長に目録と傘を手渡した。岡教育長は「最近は下校時に天気が急変することも多く、傘を持参していない子どもたちもいる。各校で活用したい」と感謝した。

酒徳専務理事は「黄色は目立つ色で、周りのドライバーの注意をひく。雨の日の交通安全に役立てほしい」と話した。

JA伊勢では、伊勢市を含む管内の5市7町(鳥羽、志摩、尾鷲、熊野各市と、玉城、度会、南伊勢、大紀、紀北、御浜、紀宝各町)の小学校78校に計1万本の傘を贈る。