「地に足着けたクラブへ」JFL鈴鹿の運営会社新株主が市長訪問

【今後のチーム運営について話す斉藤社長(右)=鈴鹿市役所で】

【鈴鹿】サッカー・JFL(日本フットボールリーグ)に所属する鈴鹿ポイントゲッターズの運営会社「アンリミテッド」の新株主となった東京都の工業系商社「協同」の斉藤浩史社長(53)が13日、鈴鹿市役所に末松則子市長を訪問。今後の運営について「地に足を着けた育成型クラブを作り、地域に愛されるチームになることが最初のステップ。皆さんと一緒に歩んでいければやりがいがある」と意気込みを語った。

「ネガティブなイメージを刷新したい」と、新たなチーム名に変更する。すでに12月5日のJFL理事会で承認を受けており、1月に正式発表するという。新体制については2月下旬をめどに発表会を開く予定。

斉藤社長はチームの拠点となる練習場の必要性について話し「ともに歩めるビジネスツールになればと思っている。新しいアイデアをみんなで考えていきたい」と将来的な展望を語った。

末松市長は「根強いファンやサポーターは市内外にいる。しっかりとしたガバナンス体制で市と情報共有していただければ、ファンも離れていかない」と話した。

県内初のJリーグ入りを目指して活動する同クラブは、元執行役員とのトラブルをきっかけに構造的な問題が顕著化。Jリーグからガバナンス(企業統治)の改善などが求められていた。