「人権」について考え学ぶ 亀山市が「ヒューマンフェスタ」 三重

【分科会でいじめについて発表する内田さん=亀山市本丸町の市立亀山西小学校で】

【亀山】法務省の人権擁護機関が定める「人権週間」(4―10日)に合わせて亀山市は9日、亀山市本丸町の市立亀山西小学校で、人権について考え学ぶイベント「第19回ヒューマンフェスタin亀山」を開催した。

ヒューマンネットワークや子育て支援「かめのこ」など15市民団体と市の人権ダイバーシティグループなど人権に関わる関係者ら約150人が参加した。

主催者を代表して櫻井義之市長は「本市は平成25年、『一人ひとりの人権が尊重される亀山市をつくる条例』を施行し、人権意識の高揚につながる各施策に取り組んでいる」とし、「あらゆる差別のない亀山市の実現に向け、フェスタを通じて、意義深い機会にしてください」とあいさつした。

参加者らは、3つの分科会に分れ、各分科会で「亀山が目指す多文化共生社会」や「誰もが暮らせる亀山」、「子どもが思う人権って」をテーマに、意見を出し合った。

県立亀山高校フレンドリークラブ2年生の内田悠翔さん(17)は「いじめの被害者が加害者になることもあります」といい、「いじめられた場合、どのように人に助けを求めればいいのか、皆で考えてほしい」と分科会で発表した。