広垣さん最高賞に「信じられない」 伊勢神宮奉納書道展総裁賞 三重

【鈴木市長(左端)に書道展での受賞を報告した広垣さん(中央)=伊勢市役所で】

【伊勢】第62回伊勢神宮奉納書道展(伊勢神宮崇敬会など主催)で最高賞三賞の一つ伊勢神宮奉納書道展総裁賞を受賞した三重県伊勢市辻久留三の広垣京子さん(64)が4日、伊勢市役所で鈴木健一市長に喜びを報告した。

書道展には、国内外から1万7812点の応募があった。広垣さんは、万葉歌人・柿本人麻呂の歌をかな文字でしたため、「半紙の部」(一般及び大学生)に応募。児童から一般の伊勢神宮奉納書道展総裁賞9人の中の一人に選ばれた。

「字にコンプレックスがあった」という広垣さんは、退職後の趣味として書道を始めて7年目。当初、市民講座で学び魅力にはまり、講座修了後は、同市の書家飯田祥光さんの書道教室に通い、稽古を続けている。

鈴木市長に報告した広垣さんは「受賞は信じられない」といい、「いくつになっても学ぶことは楽しく、書は人生の支えになっている。学びを忘れず、いきいきと豊かな人生を歩みたい」と話した。