台湾の児童と国際交流 三重大付属小、クイズやダンス

【新上國民小學の児童に校歌を披露する三重大付属小の児童=津市観音寺町の三重大付属小で】

【津】台湾の高雄市立新上國民小學の4―6年生児童31人が5日、三重県津市観音寺町の三重大教育学部付属小(山本嘉校長)に来校した。6日までの2日間、5、6年生と学校生活を共にし交流を図る。

県と高雄市の国際交流促進覚書協定の一環。両校の交流は本年度始まり4月から5、6年生がオンラインでやり取り進めてきた。

初日は朝から全校児童による歓迎セレモニーがあり、司会の児童3人が英語、日本語、中国語でそれぞれ案内した。

付属小児童を代表し6年の谷澤莉子さん(12)が「2日間一緒に笑い、学び、新しい友だちを作る。素晴らしい国際交流の始まりになることを願います」とあいさつし、全児童による校歌や、日本を紹介するクイズで歓迎した。

新上小は李奕欣(りいしん)さんが流ちょうな日本語で「今回の交流は特別な経験になると思う」と述べ、K―POPダンスやリコーダー演奏などで応えた。

【K―POPダンスを披露する新上國民小學の児童ら=津市観音寺町の三重大教育学部付属小で】

滞在中新上小の児童は5、6人ずつに分かれて授業を受けたりクラブ活動に参加したりする予定で、五平餅づくりや正月遊びの体験などの予定もある。

中国語で司会を務めた刘凱宇さん(12)は「外国の人と接するのは初めて。親しめるといいなと思う」と話した。山本校長は「言葉も文化も違う外国の子と共に学び、多様な価値観を受け入れる機会にしてほしい」と期待した。