巫女装束の女児ら「豊栄の舞」 亀山・川俣神社で例祭 三重

【巫女装束で「豊栄の舞」を奉納する女児3人=亀山市加太板屋の川俣神社で】

【亀山】三重県亀山市加太板屋の川俣神社(中村嘉孝宮司)は3日、同神社で恒例の冬の神事「例祭」を執り行なった。

例祭は、五穀豊穣(ほうじょう)と家内安全を祈願する神事として、平安時代から受け継がれている。近年は、加太地区の市立加太小学校6年生女児が舞を奉納している。

この日は、氏子総代ら関係者計25人が列席する中、6年生女児3人が、緋色(ひいろ)ばかまの巫女(みこ)装束でサカキを手に持ち、雅楽の音色に合わせて「豊栄の舞」を奉納した。

中村宮司は「地元子どもらの協力で今年も無事終え、新年を迎えることができます」とし、「古来からの神事を絶やすことなく、続けていかなければ」と話していた。