「みえアツマル物産展」始まる 近鉄百貨店四日市店、スイーツや工芸品

【買い物客に商品説明をする担当者(写真右)=四日市市諏訪栄町の近鉄百貨店四日市店で】

三重県商工会連合会が主催する「みえアツマル物産展」が29日、四日市市諏訪栄町の近鉄百貨店四日市店で始まった。県内17の商工会から集まった39社がスイーツや総菜、工芸品など自慢の商品を並べ、初日から多くの買い物客でにぎわった。来月3日まで。午前10時―午後5時半。

物産展は、需要を見据えた事業計画の策定や販路開拓などで小規模事業者を支援する、国の伴走型小規模事業者支援推進事業の一環。地域外に商品やサービスの情報を発信し、新たな顧客やリピーターにつなげたいと企画した。

出店したのは、商工会とともに商品パッケージのリニューアルや販促物の作成など商品の魅力向上に取り組んだ事業者ら。

会場には地元産サトウキビシロップを使用した焼き菓子や松阪牛ローストビーフの肉寿司(ずし)、オーガニックコットンを使用した手袋などユニークな商品が並び、買い物客は担当者に尋ねながら買い物を楽しんでいた。

県商工会連合会の山田浩司支援課長は「県内の隠れた逸品や、限られた地域の店舗・イベントでしか購入できない商品が集まっている。豊かな時間を過ごしてもらえれば」と来場を呼びかけた。