「答志島トロさわら」内宮に奉納 鳥羽の漁業観光協議会

【「答志島トロさわら」を奉納する関係者ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】三重県鳥羽市の答志島近海で一本釣りで漁獲された「答志島トロさわら」が25日、伊勢市の伊勢神宮内宮に奉納された。

答志島トロさわらは、脂のりが良くとろけるような味わいが特徴。9―1月に答志島と菅島の市場に水揚げされたサワラの中で、脂肪含量や重さなど一定の基準を満たしたものに、認定のタグを付けて全国に出荷していて、三重ブランドにも認定されている。

奉納は鳥羽市や同市観光協会、鳥羽磯部漁協でつくる「鳥羽市・漁業と観光の連携促進協議会」が海の恵みに感謝し、豊漁や海上安全を願って行い、今回で6回目となる。

この日は、同協議会の寺田順三郎会長や中村欣一郎市長ら関係者25人が参列。トロさわら4本を竹籠に載せて担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿に納めた。

同漁協の久保田正志さんは「ここまで脂がのっているのは全国的にも珍しく、刺身で食べてもおいしい。サワラのイメージが変わると思うのでぜひ食べてもらいたい」と話した。