松阪牛1席に3004万円 共進会 大紀町の中村さん肥育

【優秀賞1席の「ひろこの1」と中村さん=松阪市伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで】

【松阪】三重県の特産松阪牛の女王を決める第72回松阪肉牛共進会(会長・竹上真人松阪市長)は26日、同市伊勢寺町の松阪農業公園ベルファームで開いた。予選を通過した50頭を審査し、度会郡大紀町野原の中村一昭さんの「ひろこの1」が優秀賞1席に輝いた。朝日屋(津市北丸之内)が3004万円で競り落とした。

共進会は兵庫県産の子牛を900日以上肥育した特産松阪牛の品評会。昭和24年に始まった。

今回、出品は大紀町が17頭で最多。多気町の12頭、松阪市の10頭が続く。県畜産研究所の研究員らが肉付きのバランスなどを審査した。1席は五年連続で大紀町となった。

ひろこの1は豊岡市生まれ。体重660キロ、肥育日数は990日。

中村さんにとって1席は平成30年に続き2度目の獲得。「うれしい。非常におとなしい、おっとりした性格で、しっかりよく食べてくれた」と喜んだ。

1席は平成4年から毎回朝日屋が落札している。前回は2600万円だった。過去最高は同14年の5千万円。