「神戸の見付」石垣に落書き 三重県指定史跡、若い男逃走

【落書きされた石垣=鈴鹿市須賀3丁目で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市須賀3丁目の県指定史跡「神戸の見付」の東側石垣にこのほど、油性スプレーの落書きが見つかった。

落書きは1カ所で、縦約50センチ、横約1メートルにわたる大きさ。

市によると、22日午前8時10分ごろ、地元の自治会長らが石垣にスプレーで落書きをしている若い男を発見。声をかけたところ、男は逃走したという。

市文化財課が被害を確認し、鈴鹿署に通報した。

神戸の見付は伊勢街道沿いにあり、江戸時代中期に町の治安を守るため、神戸宿の入り口に土塁と石垣で築かれた。昭和63年に県の指定を受けた。

市は今後、県教委に県指定史跡の毀損(きそん)届を提出し、復旧方針を検討する。