「一志じねんじょ」初出荷 津のJA でき良く価格据え置き

【「一志じねんじょ」の初出荷作業をする生産者=津市一志町ハゼのJAみえなかじねんじょ集荷場で】

【津】三重県津市一志町の冬の特産品「一志じねんじょ」の初出荷が21日、同町波瀬のJAみえなかじねんじょ集荷場であり、町内の生産者で構成する「一志じねんじょ部会」(村上勉部会長、会員21人)の会員らが初物100キロを箱詰めした。12月22日ごろまでで約2トンを出荷する予定。

ジネンジョはヤマノイモ科で強い粘りが特徴。同町では昭和62年ごろから特産品として栽培を始め、冬の贈答品として県内外から注文がある。

初出荷は朝から村上部会長(76)ら生産者8人とJA職員がジネンジョを次々と計量し秀・優・良など選別した後、鮮度を保つヒノキの生葉と共に箱詰めした。

村上部会長によると今年は8月後半から好天が続き、長雨もなかったことからできは良いといい「包装資材や飼料が軒並み高騰しているが多くの方に食べていただけるよう価格は据え置いた。栄養あるジネンジョをぜひ味わって」と話した。

化粧箱入りは1キロ税込み3千円で1・5キロと2キロもある。問い合わせは同JA農作業支援センター一志=電話059(293)0282=へ。