持続可能な地域へ連携協定 桑名市とEV車製造「テラモーターズ」

【協定書を手にする伊藤市長(右)と酒井自治体統括責任者=桑名市役所で】

【桑名】三重県桑名市は20日、電気自動車製造業「テラモーターズ」(東京都)と持続可能な地域づくりに関する連携協定を結んだ。ゼロカーボンシティの実現を中心に、双方が幅広く連携協力し、SDGsの掲げる持続可能な地域づくりを目指す。

連携事項は、①クリーンエネルギー自動車の普及促進②次世代を中心とした環境問題への意識啓発③地域防災力向上④観光・産業振興⑤地域の魅力向上―に関することなど。同社は令和6年度、市の公共施設や公園などの駐車場にEV普通充電器を無償で設置する(13カ所26基予定)。充電器は施設を利用する人が使用可能。

市役所で開かれた協定締結式で同社の酒井良成自治体統括責任者は「充電インフラの事業を民間中心に展開していたが、全国に拠点が散らばってしまい、住民が利用できる環境ではないと感じていた。自治体と連携して取り組むことが、住民がEVを購入する際の安心感につながると考えている」とした上で「EV車が新しく登場する見通しがある中で、充電インフラを整えることは市民にとっても喜ばしいこと。国の補助事業を利用しながら、脱炭素社会と市の発展に寄与できるよう取り組む」と語った。

伊藤徳宇市長は「行政単体ではうまく進まない課題感を持っていた。民間事業所と一緒に脱炭素に向けた取り組みをしっかり進めたい」と強調。その上で「自動車産業が発展している東海エリアで交通部分における脱炭素は重要。市内各所に充電器を設置していただけることで、既にEV車を持っている人は利用出来るし、持っていない人もこれを機に乗り換えを検討する人も出てくると思う」と述べた。