新酒26銘柄を内宮奉納 新嘗祭を前に、おかげ横丁

【県内の酒蔵の新酒を入れた木箱を担いで宇治橋を進む参列者ら=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】新穀を奉納して、その恵みに感謝する「新嘗祭(にいなめさい)」が伊勢神宮で営まれるのを前に、伊勢市のおかげ横丁は21日、三重県内26の酒蔵の新酒を内宮に奉納した。

横丁を運営する伊勢福と地元の酒販店の関係者ら20人が参列。「作(ざく)」の銘柄で知られる清水清三郎商店(鈴鹿市)や「而今(じこん)」の木屋正酒造(名張市)など、各酒蔵のしぼりたての新酒26銘柄を木箱に入れて担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿へと納めた。

おかげ横丁では23日午後3時から、新嘗祭に合わせた日本酒のイベント「三重新酒祭」を開催する。内宮に奉納された26蔵を中心とした新酒が味わえる。

広報担当者は「豊かな恵みに感謝を込め奉納した。県の地酒が一堂に集まる23日は、横丁の雰囲気と三重の酒の飲み比べを楽しんでほしい」と話していた。