イラストや刺しゅう、さをり織り 伊勢で仲間5人作品展

【5人の個性あふれる作品を紹介する小林さん(右)と佐波縁さん=伊勢シティホテルで】

【伊勢】三重県伊勢市吹上の伊勢シティホテル2階アートサロン伊勢で、イラストレーションや日本刺しゅう、さをり織りなどの制作に取り組む5人の作品展「彩(いろどり)五人展」が開かれている。26日まで。

玉城町のまちかど博物館でもある子ども美術塾「アトリエコバ」に集う、もの作りが好きな仲間5人が合同で作品展を開いた。

同塾を主宰する画家の小林扶由さん(80)は、色彩豊かなイラストレーションやスケッチ、12色で色付けしたダルマを出展。小林さんの姉で組みひも指導講師の田中美恵子さん(82)=伊勢市=は、丁寧に刺しゅうを施した帯やバッグ、アルバムなどを展示した。

同塾講師の佐波縁さん(36)=同市=は粘土を使い、妖怪やギリシャ神話からイメージして作った立体作品とアクリル画を並べ、縁さんの母親の佐波陽子さん(63)=同市=は、糸の色や組み方を工夫して制作したさをり織りの作品と木綿糸から作ったコットンボールを展示。小林さんの友人で東京都の執筆家、奥谷肇さん(80)は恋や愛をテーマにした1行詩を出展した。

23日午前10時―正午と午後2時―同4時にコットンボールを作るワークショップを開催する。参加費500円。

小林さんは「触れて見て遊んで、作家さんとおしゃべりしながらワークショップも体験してください」と話していた。