消火器具の取り扱い学ぶ 4年ぶり関ケ丘自治会防災訓練 亀山

【消防職員(左手前)から消火栓の取り扱いについて学ぶ住民ら=亀山市関ケ丘で】

【亀山】三重県の亀山市関ケ丘自治会(小河明邦会長)は19日、町内の関ケ丘公園で、4年ぶりに「防災訓練」を実施。住民ら約100人が参加した。亀山消防署関分署が協力した。

訓練は、万一発生した地震などの災害で、自分の命を守る「自助」と隣近所同士の住民らが助け合う「共助」を再認識し、地域は地域で助け合う精神を養うのが目的。

この日は、地域住民らの交流も兼ねて、同関分署職員による消火栓と消火器の取り扱い方について学んだ。また、会場では、防水ライトやシート、救急ばんそうこうなど9点が入った「防災セット」も並べた。

一方、防災用非常コンロを備えたベンチを活用した炊き出しでは、焼きそばと豚汁の非常食が振る舞われた。小河会長は「いつくるか分からない地震などの災害に対し、日頃から意識を持つための訓練は重要です」と話していた。

関ケ丘は、関町南部の丘陵地の住宅団地で、約200世帯約440人が居住している。