神社放火疑いの男性不起訴 三重・津地検

津地検は17日、9月に三重県津市藤方の結城神社で社務所などに放火したとして、現住建造物等放火の疑いで逮捕、送検された同市阿漕町津興の男性(35)について、罪名を非現住建造物等放火に切り替えて不起訴処分(起訴猶予)とした。

地検は罪名変更の理由について「関係各証拠を精査して判断した」とし、不起訴理由について「事実は認められるものの、関係各証拠および諸般の事情を総合的に考慮して判断した」としている。

男性は9月13日午前4時ごろ、結城神社のしめ縄や社務所のすだれなどにライターで火をつけたとして、同月14日に逮捕されていた。地検は11月10日まで鑑定留置し、刑事責任能力の有無を調べていた。