名古屋の徳川美術館で研修会 三重・伊勢新聞パール倶楽部

【参加したパール倶楽部会員ら=名古屋市東区の徳川美術館黒門前で】

【名古屋】三重県内のビジネス、芸術文化、ボランティアなど各分野で活躍する女性らが、異業種交流や自己研さんを通じて社会貢献を目指す「伊勢新聞パール倶楽部」(久保敦子会長)は14日、名古屋市で秋の研修会を開いた。

会員と小林千三伊勢新聞社社長ら15人が参加。名古屋市東区の徳川美術館の常設展と開催中の企画展「尾張藩と木曽山~徳川義親のまなざし」を、学芸員の解説を聞いて見学。同館敷地の一角にある会席料理「宝善亭」での昼食を楽しみながら親睦を深めた。

参加者らは、武具や刀剣、茶道具、能装束など尾張徳川家に伝わる大名道具の国宝や重要文化財・美術品の数々を鑑賞。また、同館初代館長で19代当主の徳川義親が木曾山の研究を志し、徳川林政史研究所を開設して100周年を記念した企画展では、木曾山研究の歩みや数々の収集資料を興味深そうに見て回っていた。

四日市市東富田町の武内待子さん(74)は「貴重な品々を見せていただき、メンバーの方々と良い交流ができました」と話していた。