三重交通GHD、純利益60%増 コロナ5類移行で需要回復

三重交通グループホールディングス(津市中央)は令和6年3月期第2四半期(5年4月1日―9月30日)の連結決算を発表した。営業収益は前年同期比11%増の437億7千万円と2期連続増収、営業利益は同80・8%増の34億8600万円、経常利益は同58・6%増の36億1700万円、純利益は同60・5%増の27億400万円といずれも3期連続の増益となった。

新型コロナウイルス感染症の5類移行による経済活動の正常化が進んだことなどで運輸、流通、レジャー・サービスセグメントで需要回復に伴うバス・施設などの利用者が増加。さらに不動産セグメントのマンション販売の増加などですべてのセグメントで増収となった。

6年3月期(4月1日―6年3月31日)の営業収益は前期比7・4%増の1千億円、営業利益は同6・7%増の68億円、経常利益は同1・7%減の68億円、純利益は同16・7%増の44億円となる見通しで、いずれも従来予想を据え置いた。