天名複合施設が来月開所 鈴鹿、公民館や子育て支援センター 三重

【12月1日に開所する天名複合施設(鈴鹿市提供)】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市御薗町に天名地区センターと天名公民館、市子育て支援センターりんりんが一体となった天名複合施設が12月1日、開所する。末松則子市長は「子育て中の若い世代や公民館を主に利用する高齢者の多世代交流への期待は大きい」と話した。

老朽化に伴う移転新築。天名地区公共施設一体整備事業として取り組み、総工費は約5億300万円。令和4年6月に工事着工し、ことし9月に完成した。

完成した複合施設は鉄骨造平屋建て。敷地面積約5302平方メートル、延べ床面積約887平方メートル。天窓による採光やスロープや手すり、多目的トイレなどユニバーサルデザインを取り入れ、多目的室や会議室などは今後、柔軟に共有していく。

敷地内にはそのほか、すでに運用中の市消防本部天名分署と市消防団天名分署の複合施設もある。

開所に伴い12月1、2、5日のいずれも午前10時から午後4時まで、子育て支援センターで未就学児とその保護者を対象にしたオープニングイベントを実施する。身長・体重測定や民族衣装体験のほか、1、5日は写真コラージュ、2日はミニフラワーアレンジなどがある(整理券配布、各十組)。

問い合わせは子育て支援センターりんりん=電話059(372)3303=へ。