
【鈴鹿】三重県鈴鹿市神戸5丁目の神戸公園で5日、イルミネーションの点灯式があり、約2万3千球の電飾が園内を照らした。12月25日まで、連日日没後―午後9時まで点灯する。
同市神戸4丁目の県立神戸高校と神戸まちづくり協議会による取り組みで、地域住民の交流を深め、明るいまちづくりにつなげるのが狙い。ことしで3回目。
取り組みは2年生の探求活動の一環で、高校側は放送部の4人を含む計7人が参加した。
イルミネーションは公園の北側約5090平方メートルを対象に、LED電球を木に巻き付けたり、木と木の間を渡すなどして装飾したほか、地元の市立神戸小児童らが願い事を書いた短冊99点を木につるして飾った。
点灯式では、地元の市立神戸中吹奏楽部によるミニコンサートの後、カウントダウンで一斉に点灯。明かりがともると、集まった約200人から拍手が沸き起こった。
中心となって取り組みを進めた生徒の1人、放送部の2年松井えみさん(16)は「大変なこともたくさんあったが、みんなの協力で昨年より約1万球増やした。たくさんの人に見てもらえれば」と話した。
同協議会の中西尚会長(76)は「若い世代から活気をもらった。今後も地域のイベントとして定着していけば」と話した。