窯元や陶芸家が急須や皿 菰野町で「器のつくり手市」 三重

【器を手に取り品定めをする来場者=菰野町永井の三鈴陶器で】

【三重郡】三重県菰野町永井の三鈴陶器で4日、「器のつくり手市」が始まり、目当ての品を探す多くの人でにぎわった。5日まで。

町内や四日市市の窯元や北勢地域の陶芸家が14のブースを構え、急須や湯飲み、皿などを販売した。土鍋が市価の半値で販売されていたり、転写シート貼ってオリジナルの豆皿を作る銅版貼り体験会(参加費500円)などのイベントもあり、親子連れが楽しんでいた。

町役場南側の三滝川河川敷で開かれていた「菰野窯出市」が昨年から会場を三鈴陶器に移し、今年から「器のつくり手市」と名称を変えた。

町内の女性(60)は「ほぼ毎年来ている。ここは良い物がそろう。目当てのマグカップが買えた」と笑顔で話した。