「べえだ星」の世界、絵画とフィギュアで表現 四日市で院南さん個展 三重

【作品を紹介する院南さん=四日市市栄町のギャラリー「クロード・リュッツ」で】

【四日市】現代美術家協会準会員、院南弘樹さん(59)=三重県菰野町菰野=の個展が4日、四日市市栄町のギャラリー「クロード・リュッツ」で始まった。地球から6200光年離れた惑星「べえだ星」に住むユーモラスな生き物たちが繰り広げる世界を絵画とフィギュア作品で表現した作品約100点を展示している。12日までの土曜、日曜。

べえだ星のカラフルな生き物たちの進化の過程を表現した、本年度・中部現代美術家協会展入賞作のアクリル画「ホワイトホール」(100号)などを展示。大きな目玉や口、爬虫(はちゅう)類は虫類や幼虫のような形の生き物など、ユーモラスなフィギュアには一体ずつ「まちん」「らっぽ」などの愛称が付けられている。

院南さんは名古屋芸大卒業後、教職に就き、昨年3月に早期退職した。その後、本格的に創作活動を始め、東海地区を中心に、個展やグループ展を開いている。「立体感にこだわった絵画と大きさに挑戦したフィギュアで、迫力のべえだ星を楽しんでいただきたい」と話していた。問い合わせは同ギャラリー=電話090(2770)9248=へ。