「熊野古道米」収穫に感謝 辻本さんとクラギ栽培、花の窟神社で祈祷式 三重

【祈祷を受けた辻本さん(中央)と荘司係長(右)=熊野市有馬町の花の窟神社で】

【熊野】三重県御浜町の米農家辻本満哉さんと、「農業屋」を運営するクラギ(松阪市川井町)が協力して栽培に取り組む「熊野古道米」が今年も収穫され、熊野市有馬町の花の窟(いわや)神社で23日、収穫を感謝する祈祷(きとう)式があった。

熊野古道米は、水質検査などをして品質管理を徹底した御浜町阪本の田で低農薬栽培されている。今年は約4500キロを収穫。県内外のホテル、レストランに出荷するほか、農業屋と同社店舗みのりで販売する。

祈祷式では、辻本さんとクラギの荘司梨加係長らが花の窟神社に収穫した熊野古道米の一部を奉納し、祈祷を受けた。

荘司係長は「今年の熊野古道米は食味値が80を超える仕上がり。是非一度ご賞味いただければ」、辻本さんは「高温障害や獣害で栽培が難しい年でしたが、きれいな水のおかげで美味しいおコメが収穫できた」とそれぞれ話した。