「雲と空」テーマに撮影 アマチュア写真家・寺前さん、玉城町で初個展 三重

【「雲と空」をテーマに初個展を開いた寺前さん=玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で】

【度会郡】三重県玉城町原の「摘み草かふぇ 陽光桜のかぜ」で、同町野篠のアマチュア写真家、寺前雅夫さん(59)の初めての個展「雲と空」が開かれている。31日まで。水曜日は休み。

寺前さんは20代の頃、モータースポーツのレースの撮影をきっかけに写真を始めた。風景や人物などを撮り続け、3年前から「写真クラブたまき」に所属し、活動の幅を広げている。

以前から空や雲が好きで、「青空がキャンバスで雲がいろんな表情をつけてくれる」と話す寺前さん。一眼レフカメラやスマートフォンで、偶然出会った面白い形の雲や「いいな」と思った空の景色を撮影。同展には今まで撮りためた中から十点を選んで展示した。

会場には、すじ雲の下、菜の花畑で写真を撮影する親子や朽羅神社と一緒に写したうろこ雲、辺り一面を赤く染めた田丸城跡から望む夕焼け、斜光と雲海を切り取った神秘的な作品など一期一会の情景が訪れた人の目を楽しませている。

寺前さんは「写真を見てもらい、いろんな人に空や雲に興味を持ってもらいたい」と話していた。