山商が4強進出 秋季東海地区高校野球・三重1位

【山商―中京 先制の適時打を放つ山商の6番泉(中央)捕手田邊=岐阜県可児市のカヤバスタジアムで】

第76回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高野連主催)は22日、岐阜県可児市のカヤバスタジアムなど2球場で2回戦4試合があり、16年ぶりに出場した宇治山田商(三重1位)は中京(岐阜3位)に10―6で勝ち、4強進出を決めた。

宇治山田商は四回、6番泉亮汰、7番郷壱成の連続適時打など、5本の安打を集めて4点を先制。1点リードの八回には2死から1番山本湊乃介、2番伊藤大惺主将の連続適時打で3点を加えた。九回には途中出場の9番中瀬琥斗紀の2点適時三塁打などでさらに3点を追加。16安打の猛攻で10点を奪った。

投手陣は先発加古真大が二回0/3を無失点。三回途中から登板した2番手の田中燿太は八回に1点差に迫られるも、2死満塁のピンチを空振り三振で切り抜けてリードを死守した。最終回は主戦中村帆高が3人で抑え、粘る中京の反撃を振り切った。

宇治山田商は28日に岐阜市の長良川球場で実施される準決勝第2試合で、豊川(愛知2位)と対戦する。試合開始予定時刻は午後0時半。今大会の成績は来春の選抜高校野球大会の出場校選考に向けた重要な資料になる。東海地区の一般出場枠は3枠。

【カヤバスタジアム】
▽2回戦
山 商000 400 033|10
中 京000 300 030|6
(山)加古、田中、中村―小泉、藤田
(中)山本陽、寺戸、日比野、桑田、三浦、井上―田邊
▽三 中瀬(山)
▽二 泉(山)山本陽(中)