来春の選抜高校野球大会の出場校選考に向けた重要な資料となる、第76回秋季東海地区高校野球大会(東海地区高野連主催)は21日、岐阜市の長良川球場など2球場で開幕した。26年ぶり出場の鈴鹿(三重2位)と創部4年目で初出場の神村学園伊賀(同3位)はともに敗れ、2回戦進出はならなかった。
鈴鹿は小刻みに得点を奪われ、日大三島(静岡3位)に1―7で敗れた。初回、先発今村颯が2点を先制されたが、5番山中飛空の適時打ですぐに1点を返した。二回2死二塁で一打同点の好機を逸すると、以降は相手投手陣を前に1安打無得点に抑えられた。三回以降は内野陣の失策なども絡んで失点し、突き放された。
神村学園伊賀は豊川(愛知2位)に0―7でコールド負けを喫した。2点差の三回、1番小池峻平の右前打で二塁走者の伊藤大晟が本塁憤死。三回から六回まで毎回走者を出したが本塁が遠かった。県大会10打点の3番寺井広大主将は1死球2三振だった。投手陣は粘りを見せるも、六回に本塁打などで5点を失った。
22日の2回戦は各県代表の1位校が登場。宇治山田商(三重1位)は岐阜県可児市のカヤバスタジアムで中京(岐阜3位)と4強入りをかけて対戦する。試合開始予定時刻は午後0時半。
【カヤバスタジアム】
▽1回戦
日大三島201021010|7
鈴 鹿100000000|1
(日)関野、森賀、永原―市川
(鈴)今村、高山、今村―村田
▽三 綱島(日)
【長良川球場】
▽1回戦
神村伊賀0000000|0
豊 川020005×|7
(七回コールド)
(神)田中、水谷、伊藤―森田
(豊)鈴木爽―高橋
▽本塁打 モイセエフ(豊)
▽三 中村(豊)
▽二 鈴木貫、林優(豊)