「次郎柿」出荷始まる 玉城町「小玉傾向だが品質上々」 三重 

【出荷が始まった次郎柿の選別作業=玉城町勝田のJA伊勢玉城選果場で(JA伊勢提供)】

【度会郡】三重県玉城町勝田のJA伊勢玉城選果場で、秋の味覚「次郎柿」の出荷が始まっている。10月下旬―11月上旬をピークに、県内や名古屋の市場に約180トンを出荷する見込み。

次郎柿は完全甘柿でシャリシャリとした食感が特徴。現在は、JA伊勢玉城柿部会の78人が同町など約25ヘクタールで栽培。食べ頃の次郎柿を消費者に提供しようと選果基準を改め、より赤く色付いた柿を出荷しているという。

選果場では、生産者が持ち込んだ柿を色や大きさ、形などで選別し、箱詰めする作業に追われている。

JA伊勢の担当者は「今年は夏の高温と雨の少ない時季があったことから小玉傾向だが品質は上々」と話していた。