大台署新築議案など可決 三重県議会、40億円補正予算案提出も

三重県議会は20日の本会議で、大台署を新築する工事の契約議案などの10議案を可決した。県は一般会計に約40億4700万円を追加する補正予算案などの2議案を提出。24日に採決される。

県によると、大台署を新築する工事の議案は全会一致で可決。一般競争入札で落札した北村組(松阪市)と丸亀産業(同市)の共同企業体と11億6600万円で契約する。令和7年中の完成を目指す。

多度大社(桑名市)の上げ馬神事に対して動物虐待根絶を求める請願の採決は見送った。医療保健子ども福祉病院常任委が審査中のため。多度大社側が年内にも示す改善策を踏まえて採決する見通し。

一般会計補正予算案は物価高騰の対策費に38億4700万円を計上。低所得の一人親世帯に配る「生活応援給付金」や社会福祉施設などへの補助金、中小事業者の資金繰り支援などに充てる。

このほか、津市で母親の暴行を受けた女児が死亡した事件や桑名市の認定こども園での虐待を受けた緊急対策費として2400万円を計上。8月の台風7号で破損した施設の修繕費に4500万円を充てる。