「暁風会」が絵画作品展 四日市で粕谷さんと会員 三重

【作品を紹介する会員ら=四日市市安島の市文化会館で】

【四日市】三重県四日市市あかつき台の絵画グループ「暁風会」(横谷敏昭事務局長)は19日、同市安島の市文化会館で第16回「暁風会展」を開いた。指導する光風会会員で日展会友の画家粕谷邦男さん(78)と会員10人の油絵、デッサン作品72点を展示している。22日まで。

鷲野章さん(84)は、紅葉の木々とそそり立つ屏風岩の風景「小岐須渓谷」など七点を出品。毛利寿子さん(79)は、自宅で開花した大輪の花を描いた「10月の月下美人」など八点、中川ほなみさん(66)は、菰野町・一之瀬橋から新緑の森と渓流風景を切り取った「朝明川」など八点を並べた。

今年3月に急逝した小岐須佐典さんの遺作3点も展示している。横谷事務局長(79)は、「自画像」など七点を出品。「それぞれの個性を大切に伸ばしてくれる講師の下、皆が伸び伸びと表現した作品がそろった」と話していた。

同会は平成元年、同市八郷地区の学校施設開放をきっかけに始まり、八郷西小学校で月に2回研さんを重ね、年1回発表をしている。