創業プランを受講生ら発表 四日市で最終講 テリーヌショコラ専門店など

【プランを発表した松田さん(右)と伊藤講師=四日市商工会議所で】

【四日市】三重県四日市市諏訪町の四日市商工会議所で13日、「創業塾2023」の最終講が開かれ、39人が受講。テリーヌショコラ専門店(松田直也さん)、伊勢茶の輸出事業(森井佳子さん)、健康増進事業(藤戸淳夫さん)、ドローン点検関連事業(後藤良輔さん)、民泊事業(前川佳遠理さん)など、6人からビジネスプランの発表(1人8分)があった。

松田さんは「季節の素材やフルーツを使ったテリーヌショコラ専門店」について発表。テリーヌショコラとは、チョコレート、卵、バターを合わせ、フランス料理を作る時などに使う「テリーヌ型」を使って焼いたチョコレートケーキで、講師を務めた三十三総研の伊藤公昭副社長は「テリーヌショコラの専門店は全国でも珍しいため、独自性がある。フードロス削減やアレルギーへの対応もできており、社会課題の解決の一つにもなる。お客様に安心しておいしく召し上がっていただけるようにしてほしい」と助言した。

同塾はこれから創業する人や創業後間もない人が対象で、受講者は8月25日から計7回に渡り、創業支援のプロから基礎知識やビジネスプラン作成などを学んで来た。産業競争力強化法に基づき国が認定した同市の「特定創業支援事業」で、修了者は同市で証明書の発行を受けることで「法印登記費用の減免」などを受けられるほか、希望者を対象に、伊藤講師による個別相談会で、創業の実現に向けてより個別具体的な支援を受けられる。