実りに感謝「初穂曳」 伊勢市民ら奉曳車で外宮に初穂奉納 三重

【威勢の良い木遣り唄や掛け声が響く初穂曳=伊勢市の伊勢神宮外宮周辺で】

【伊勢】三重県伊勢市の伊勢神宮に新穀を奉納し、秋の実りに感謝する「初穂曳(はつほびき)」が15日、同市内で始まった。初日は、市民らが初穂を載せた奉曳車(ほうえいしゃ)を引き外宮に運び納める「陸曳(おかびき)」があり、「エンヤ」の掛け声を響かせ、にぎやかに市内を練り歩いた。

【威勢の良い木遣り唄や掛け声が響く初穂曳=伊勢市の伊勢神宮外宮周辺で】

初穂を載せた奉曳車2台に分かれ、市民や皇學館大の学生ら法被姿の約800人が参加した。一番車は子どもや学生らを中心に、続く二番車は大人たちが引き、市内の今社(いまのやしろ)前を出発。道中、木遣り唄と車輪がこすれ合う「わん鳴り」を響かせ、引き手が綱を上下に揺らしたり、左右に広がったりしながら、外宮までの約1キロを威勢よく進んだ。

【威勢の良い木遣り唄や掛け声が響く初穂曳=伊勢市の伊勢神宮外宮周辺で】

初穂曳は、伊勢神宮の最大の祭典「神嘗祭(かんなめさい)」を祝い、市民がその年に収穫された初穂を神宮に奉納する行事。20年に一度の神宮式年遷宮に伴う民俗行事「お木曳(きひき)行事」などの継承を目的に昭和47年に始まり、今回で52回目となる。

16日は、初穂を船に載せ、五十鈴川をさかのぼり内宮へ奉納する川曳(かわびき)が、4年ぶりに予定されている。