高校名を募集へ、木本と紀南統合で 三重県教育長会見

【定例記者会見で、校名の募集を発表する福永教育長=県庁で】

福永和伸三重県教育長は6日の定例記者会見で、県立木本高(熊野市木本町)と県立紀南高(御浜町阿田和)を統合して令和7年4月に開校する新たな県立高の名称を募集すると発表した。7日から受け付ける。

県教委によると、学校関係者や有識者らでつくる選定委員会が、応募から複数の候補を選定。紀南地域の子どもたちによる投票も想定している。最終的には県教委が1案に絞り、県議会の議決を経て決まる。

新たな高校は、木本、紀南両校の校舎を引き続き活用する。「持続可能な社会の一員として、ふるさとを想(おも)い、未来に希望を持って幸福を実現する人材を地域とともに育てる開かれた学校」を学校像に掲げる。

福永教育長は校名を募集する理由について「新たな高校を知ってもらい、開校への気運を高めるきっかけにしたい」と説明。「生徒たちが誇りを持てる校名を自由な発想で提案してもらいたい」と述べた。

県のホームページにある電子申請・届出システムから11月2日までに応募する。はがきやファクス、電子メールでの応募も可能。問い合わせは教育政策課=電話059(224)2951=へ。